895d8c3b.jpg

昨日は朝5時まで、「SHOO POWER CAMP」を聞いて就寝。




そして、朝10時に起きて、ごはんを食べて、昨日に引き続き、大阪へ向かいました。




昨日、行ったのは、関西テレビ!!




実は生まれて始めて行きました。




梅田のひとつ前のとこで、あまりお店もないかなと思って、京都のお店でパンを買って行ったものの、JRの駅を降りたら、商店街があって、しかもそこにおいしそうな「たこ焼き」が売ってて、更にはモスバーガーも道路に出たとこにあって、「あー失敗した」と思いました。




それで、なんで、関西テレビに行ったかというと、この3月で10年間続けられたフジテレビの「とくダネ!」を出産・育児のため卒業される佐々木恭子アナウンサーの講演会を見るためです。




佐々木アナウンサーはフジテレビ系列が行っている「チャリティーキャンペーン」の現地取材を、2006年度から3年間行われ、その報告も今まで全国24か所のネット局で行われていて、今日の講演会が最後で今までの集大成ということでした。




佐々木アナウンサーが昨年行かれたのは、ガイアナという南米の貧しい国で、国内のHIVの有病率が2.4%。



知り合いの知り合いに1人いるぐらいの感染率ということでしたが、その実情は深刻で、見た目はきれいな町の中に「子どものエイズ感染を防ごう」というポスターが貼ってあって、検査も行われていて、見せていただいたVTRの中には、エイズのより体にブツブツが出てる女の子が映し出されていました。



更に男の人にレイプをされ、エイズに感染してしまったケロン君、子どもを妊娠する際にエイズに感染し、相手は国外逃亡してしまったオミアンダさんが登場し、エイズという問題の背景がに浮きぼりになっているように感じました。



ただケロン君もオミアンダさんも、エイズ患者は特別だと思われたくないと考えていて、取材に応じてくれるまでには、周りとの関係もあって、かなりのかけ引きがあったそうです。



また、国内の労働条件が悪化してくる中で、金山の採掘というのが、お金を稼いで唯一生き残る道だという風になってきていて、イデハリという金山の町では男たちが稼いだお金をほしい女性が集まってきて、そこで男の人がHIVに感染して、自分の家に持ち帰り、本妻にも感染してしまい、2人とも亡くなり、その2人の子が孤児になってしまうということもあるそうで、国の状況と国民生活はかけ離せて考えられないなと思いました。




そして、これは対岸の火事ではなく、日本でもHIVの感染者数は、年々上がってきており、更なる問題としては、エイズの治療が向上し「死につながる病ではなくなってきてる」のにも関わらず、社会の理解が得られる状況になっていないために「生きていくことが大変」であり、本当に大切な身近な人には告白できても、それが役所や企業といった大きな集団の中では告白できないという状況があり、人によっては、役所に行くことでばれてしまうのを恐れ、保障に頼らず高い治療費を払っている人がいると、佐々木アナウンサーは指摘してしました。




その上で、「正しい知識」と「検査をすること」に加え、「すでにHIVに感染している人を理解し、みんなで共生しあえる社会をもっと築くことが必要だ。」と言われてました。




最後に佐々木アナウンサーは、妊娠してから、今まで見えてこなかったモノが見えるようになったことに触れました。




昨日、行ってみて考えたのは、やっぱり「日本人のやるべきこと・役割」です。



ガイアナに比べて、これだけ検査技術が進んでいるにも関わらず、無関心だというか、もっと積極的に検査機関を利用して、自分の体を知るべきなのと、他人事だと思わず、正しい知識と理解を国民の間で身につけるよう努力し、検査体制を世界中に広げていく役割を担うべきだと思いました。




ガイアナのこの実情が少しでもよくなっていくよう、佐々木アナウンサーの無事な出産とともに、お祈りしたいです。