最近、マスコミ批評っぽいこと(アホなんで大したことが書けない)を、ついつい、やってしまうぐらい、イライラしている自分に反省なんですけど。




昨日の「救命病棟24時」の最終回を見てても分かるように、「国民のためにとか、人のためにとか、モノをやる」というのは、その裏にある、ジレンマを乗り越えてのことなんですよね。




救命医の人の場合、人数が足りない中で、自分の家庭・命を犠牲一歩前(あるいは犠牲そのもの)まで、追い込んで、急に運ばれてきた人の命を守るために、必死の手術・治療をするわけですからね。




今日、また別の局で篠原涼子さんがやってる報道マンも、一緒で、自分の家庭・命を犠牲にする仕事ですよね。




家庭や命どころか、常に意見や感情が飛び交う社会問題に直接切りこむわけだから、上司や取材先・取材されると都合の悪い組織からの叱責・批判・圧力・誹謗中傷・脅迫は常にあるし、自分のプライドも、ずたずたにされる・・・



だけど、それでも、「取材をして、社会に真実を訴えたい」という気持ちで、やってはるんですよね。




そして大人だから、向こうが感情論で、かかってくることがあっても、冷静に言葉を返さないといけないし、「お前が、間違えてる」と思っても、怒りを態度に出しちゃいけないんですよね。




気が短い僕は、まだまだ無理です。




感情論で訴えてくる人がいると、すぐムカッときますからね。




最近でも、映画の試写会に行ったら、いきなり「帽子とれや」と言ってきた、おっさんがいるんです。




「ハーッ?帽子とれや?『前が見えないので、帽子とってください』やろ。いい歳して、初対面の人への口の利き方も分からんのか?」と、怒りがこみあげてきたんですが、「ここで怒ったら、このおっさんと自分は同レベルになる。」と思って、穏便に対応しましたが、何かスッキリしないものがありました。




こういう発言をすると、「お前は自分が偉いと思ってるから、人の注意を聞けないんだ。」という人がいるかもしれませんが、正直言って、「その通りです。」




世の中の下の下にいる僕にだって、プライドはあります。(人に一生分かってもらえなくてもいいと思ってるけど)




ただ、「そういう、あなたはどうですか?」




「人に感情論でぶつかってこられたら、ムカッときませんか?(態度に出さないとしてもです。)」




ムカッとくることがないなら、僕に、いくら「偉そうだ」と言ってきても構わないんですけどね。




でも、普通の人は、そういうことを乗り越えながら、やっとの思いで日々生活してると思うんです。




僕も、その一人です。




人だから、意見の違いや感情のぶつかいあいはあって当たり前。



それに立ち向かい、耐え抜いて、立場は違うかもしれないけど、みんなやってるんです。




会社・友人関係・家庭、人・場所を問わずです。




だから、「態度で人を決めつけすぎたり、悪者にしすぎるのは、やめませんか?」ということですよね。




みんなムカッとくることはあるし、悩みもあるんだから、そういう批判合戦は、結局、みんなの生き苦しさを生むだけのような気がします。




一人ひとりの生き苦しさがあればあるほど、世の中は悪い方向へと行くしね。




あと、僕がムカッとくるということは、逆に僕は周りに、ムカつかれてる可能性も高いと思ってます。




僕の親や周りは、「僕の言動にムカついたことが絶対ある」と思ってますからね。




それでも支えてくれるんだから、ありがたいです。




特に母は、この3連休、無職の23歳の息子のために働いてくれたし。




ホンマは休みかったやろうけど。




無職になってからは、僕の出来ることとして、洗濯物たたみと晩御飯作りは必ずやるようにしてます。




出来ることぐらいしないと、ホンマに申し訳ないから。




でもやっぱり、それだけの思いがあっても、事が進まない・進められない自分が情けないんですけど、「これだけ無職やったら、20代後半は、忙しくなるわ。」ぐらいに開き直って、頑張っていかなきゃと思ってます。




今年3月に亡くなられた、僕のゼミの恩師の平野孝先生に、僕が3回生になった最初のころに、「高見君は本気になれば、結構、出来る子なんだけどな。」という言葉をかけていただいたことを覚えてます。




僕は障害の影響で「難読(活字を読むことへの困難」や「モノを整理することへの困難」を抱えているので、勉強できないし、他の法学部卒業生に比べたら、足元にも及びませんけど、「集中し出すと、止まらなくなる」というのは自覚してます。




それゆえに、真面目すぎて、周りから途中にモノを言われたりすると、ムカッときたり、モノに集中し過ぎると、顔に疲れが出たりするとも言われますが。




昨日の「救命病棟」の研修医の工藤さん(休まず手術のし過ぎていて、気が疲れていて、しかも患者を救えず、患者の遺族から「人殺し」と怒鳴られて、倒れた人)みたいにならないよう、忙しくなっても、週1日は休んで、リフレッシュしようと思っているのですが、現実は休めるか、あるいは「わたしの、しらない、わたし。」(倉木麻衣さんの歌より)が、現われて、真剣になり過ぎて、休ませてくれないか、無職の間は、いくら忙しくなったときのことを考えても、分からないことだらけです。(当然ですが・・・)




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