先週土曜日(7日)、筑紫さんの講義2回目に行ってきました。




今回のゲストは中坊公平さん。




すごい弁護士さんだということは知ってたものの、

前の席に座ってお話を聞かせていただくと、

そのすごさを感じさせられました。




最初のおだやかな表情から、

担当してきた事件を語りださはると、その表情が一転。




「平成の鬼平」と呼ばれてはるわけも分かりました。




「現場主義」を強調してはったんですが、

現場を見ているということだけでなく、

人々の気持ちを丁寧にくんで、

普通の弁護士さんとは違って「これはこうだ」と

決めつけないというか・・・




筑紫さんは「法の巨人」という言葉を使って紹介してはったけど、

「心の巨人」という言葉もピッタリなような気がしました。




詳しいことは近日、

NEWS23で放送されるので、それを見てください・・・ってことで。




その中坊さんが言ったはったのは、

「最近の世の中を見ていると、人々の耐性が欠けてて、

凶悪な犯罪が起こりやすくなっている」と。




まさにそれが講義の次の日に秋葉原で起こってしまいました。




「世の中が嫌だから。

何もかもうまくいかずむしゃくしゃしてやった」という

犯人の理由を聞いてると、

「今の世の中がいいと思ってる人は少数派で、

思い通りにいかなくて、

腹立たしく思ってる人は数えられないぐらいいるし、

だからこそ、毎日努力して生きてるんちゃうん」と

自分は言いたくなるねんけど、

それが分からなくなるぐらい・・・

自分・社会の双方に怒りを

感じてたのではないかなと思います。




そして社会そのもの、

特にメディアが作り出してるのが大きいけど、

旬の人、うまく行ってる人をやたらに持ち上げ、

そうじゃない人には振り向きもしない

・・・これがこの事件から

考えるべきことなんちゃうんかなと感じます。




うまくいってる人もうまくいってない人も、

自分の好きでそうなってるわけではないし、

人生はどちらも経験するんだよ、

どちらの経験をしても損はないんだよってことを、

もっと1人1人が自覚しないといけないんじゃないか、

そんなことを考えます。




最後に「命」は自分にも人にも侵せないものやし、

もしこの犯人と同じ事を考えてる人がいたら、

本当にこのことを分かってほしい、そう思います。




うまいこと書けへんけど、

こんな悲しい事件が起きませんように。




そして起きないように、

自分も何かできることを見つけていきたいです。