みんなのページに書いたレポートより転載。


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TBSテレビで4月から放送されている、
金曜ドラマ「生まれる。」
http://www.tbs.co.jp/umareru2011/



50歳女性の高年齢出産をテーマに、自身や家族が
社会的に抱える問題や命の尊さが描かれています。



脚本は民放各局のバラエティ番組の構成作家として

有名な鈴木おさむさん。



昨年12月放送のNHK教育テレビ「きらっといきる・
バリバラスペシャル」にもお笑いパフォーマーの
審査員として、出演されました。



その縁なのかどうかはわかりませんが、
「生まれる。」の第4話から第5話にかけては、
「子どもの障害の有無を調べる羊水検査の
是非」と「ダウン症の子とともに生きること」が
描かれていました。



高年齢出産のリスクの一つは
「障害のある子が生まれやすい」ということ。



特にダウン症の子が生まれる可能性は、
出産する女性が高齢であればあるほど、
上昇すると言われています。



ダウン症など障害を持った子どもを1人目に持ち、
2人目の子どもを授かった女性の中には、
生活面の負担を考え、羊水検査を受けた上で、
もし子どもに障害が見つかれば、中絶するという道を
選択される方がおられる一方で、子どもがなかなか
授かることのできない女性の方にとっては、
「子どもの障害の有無だけで生む生まないを
決める」のは「命を選別しているように見え」、
一人一人の女性の人生や運命により、
「生む。」の価値観は180度違ってきます。



ではダウン症の子を生んだ場合どうなのか・・・



「周りからは大変そう」と思われたりする一方で、
明るい・優しい・笑顔がかわいいなど、
人に好かれやすい性格をしていて、
育て方も健常者の子と変わらないそうで、
http://www.downdiswalk.com/qa/
生まれたときショックを受けた親御さんも、
徐々にそのことに気づいていかれるそうです。



これらのことを描くため、「生まれる。」に
実際にダウン症を持った子役の子が起用されました。



子役の子の名前は高井萌生くん。


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東京の「ケイプランニング」という芸能事務所が
運営する障害者専門のクラスに通う子だそうで、
ドラマの中ではかわいい笑顔を何回も見せて
くれていたのと、崖から落ちかける場面が

あったんですが、泥だらけになりながらも

演技していたのが印象的でした。



障害者をもった子が役者として出演するのは
大変珍しいということで、新聞記事の中にある
事務所の所長さんの言葉を見ても、
相当大変な道のりだったんだなということを
感じさせられました。



あと萌生くんが通っているクラスの目的
「欧米のように障害者がテレビや映画に
出るのが当たり前の社会」、これもまさに
「バリバラ」の考えとつながるなと思いました。



金曜ドラマ「生まれる。」は6月まで続きます。



ぜひ一度、ご覧になってみてください。



(YOHEI)