すごく遅くなってしまいましたが。
4月29日(月)と5月6日(月)の
知の技法は「読書論」と
「インターネット活用術」でした。
講義メモ載せときます!


【導入】

読書をする目的は大きくわけると
情報や知識を得ようとする「実読」と
楽しむために読む「楽読」の2つ。




大学生は「実読」が基本で
アウトプットするための読書を
前提にする必要がある。




【読書する上でのポイント】

①座右の書に出会う

座右の銘という言葉があるように
一人ひとりに座右の書となる本が
あるはず。そういう書に出会うこと。

「どんな問題をやるにせよ、
それをやらなければ生きていけないというテーマを探すのですね」
「解るということはそれによって
自分が変わるということでしょう」

-阿部謹也『自分の中に歴史を読む』



②思考のホームグラウンドをつくる

読書を重ねることによって
自分の思考の
ホームグラウンドをつくり、
困ったときに
そこに戻れるようにしておく。

「僕にはホームグラウンドが
あるんです。困ったら
そこへ戻って考えるんですよ」と
いう一文がある。

-丸谷才一『思考のレッスン』



③師匠を見つける

読書に関わらず何事も
上達するためには
師匠を見つけることが大切

「恥ずかしがらずに上手な人の
中に交じって実践すること」
「その道の決まりを外さずに
しっかり持続させること」

-斎藤孝
『「できる人」はどこがちがうのか』



④読書の投資基準を持つ

グーグルのエリック・シュミレット
さんが自社の投資基準比として
掲げた「70:20:10モデル」
(既存サービスの充実に70%の金と
時間をかけ、20%は既存サービスの
周辺サービスの充実に、
そして10%は全く新しい
未知の領域にという黄金比率)が
あるように読書の投資比率も
ビジネスに関係すること70%、
ビジネスの周辺の
関係しているところに20%、
全く関係ないところに10%
にしてみてはどうか?



⑤本の内容の前にWikipediaで
著者のエピソードを読む。

ソクラテスやアインシュタインの
エピソードはすごいおもしろいので
一読する価値あり。



⑥著者の声を聴く

Youtubeや出版社のサイトで
「著者の声」を聴いてみる。
回顧録、自伝、インタビューなども
その人の考え方が表れるので、
おすすめ。



⑦ブログやSNSで著者と直接話す。

著者と直接つながることで
読書のモチベーションを上げる。



⑧真実は本にはない。

真実は自分の目で確証したものだけ。本やメディアを通じた
他人の意見よりも直接見たり
聴いたりした情報の方が確かだ。

本をただ読むだけではなく、
仮説を立てながら
自分なりに考えること。



⑨本を読まず旅に出よう!

まずは現場に出て、
不思議に思ったことを、
あとで本で検証しよう。



⑩書評を読め。
(ひいきの書評家をつくれ)

松岡正剛さんの「千夜千冊」は
おすすめ。現在、書評の数は1500。



⑪索引を読め。

索引を読むことで著者は
何に関心があって、
この本を書いたのかがわかる。



⑫読書の敷居を低くする。

いきなり分厚い本にチャレンジ
するのではなく、偉い学者の
薄い本(文庫・新書)から
読み始めてみる。



【速読術トレーニング】

本を全部は読まず、本に書かれた
重要部分を掠めとること。

①目次をじっくり読み、読むべき
ポイント(ページ)を定める。

②読むべきポイント(ページ)に
移動し、ページをめくりながら、
重要箇所にポストイットで
印をつける。

③重要箇所付近をしっかり読む。

④重要だと思う文章を3つ抜き出し、
共通点や相違点を考えてみる。



【WEBを使って便利に学ぶ方法】

①itunes Uやcourseraで
海外の大学を含めた
講義の映像が見られる。
→大学に行かなくても
WEBさえあれば学べてしまう。

②一つのテーマの論文や
レポートに取り組むための
文献探しはIMAGINE Book Searchや
Webcat Plusの連想検索を利用する。

③洋書の検索はGooglebooksが便利。



【読書環境を整える】

①自分の部屋を本を読みやすい
環境にする。

②本棚には関連したテーマごとに
本を並べる。(書脈をつくる)

③カバンに本、ポストイット、
ペンが入った読書キットを
入れておき、移動中など、
すきま時間に本を読めるように
しておく。




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